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日々を生きている
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| 作詞 くろいぬ |
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干涸びた都市 ボロいアパート その一室で毛布にくるまる
僕はバイトから逃げ出して 汗臭い体で目を瞑る スマホの電源は切ってある
あの娘が出てって数日が経つ インスタントの残骸が積み上がり まるで高層ビルの様相
二人で選んだテーブルも 今じゃこの部屋には不似合いか
広くなって その実 狭いままなのだ この暮らしとももう別れたい
西日がそっと僕を起こした 嫌に映える橙の夕景
テレビを付けてはみるけれど 暗いニュースしかやってない
悲しき此岸の成れの果て 事件だ 事故だ もういいよ
厭世観に囚われて 勇むべき夢は消え失せた
ああ 明日は何をしようか 何をしようか
僕は いや僕達は姿なき不安に急かされて
雨に打たれて 風に晒され それでも日々を生きている
優し過ぎる僕達の日々を 取り囲むアイロニーなんて
糞でも喰らえ 唾を吐き掛け 僕達は日々を生きている
磨耗していく 剥がれ落ちてく ボロボロになった仲間に告ぐよ
この寂寞とした街並に お願い 飲まれないで
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