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約束
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作詞 言氏 |
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眠りにつく 疲れた街の
邪魔をしないように
そっと瞬く控えめな
イルミネーション
気持ち良さそうにその海を
流れる小舟たちを見上げる
いちばん好きな景色に照らされた
凍える両手に 命を思い出す
肌を差す すきま風のような
ツンとくる空気を吸い込んで
あたたかな命の分身を
ゆっくりと空に返す
あっという間に消えたけど
確かにあった命の交換
いちばん好きな景色と交わした
また会う約束を 守ろうと思った
太陽のように眩しくて
暖かな光じゃないけど
自分ひとりと向き合って
いてくれてるような気がした
そんな優しい灯りとの約束
震えるほどの静寂の中で
聞きたかった声が
聞こえた気がした
いちばん好きな景色の声が
聞こえた気がした
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