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鉱山頌詩
作詞 プララヤ
自壊する程に朽ちた家々
鉄骨も歪み切った工場
人工化した儘の鉱床
その地は抱く

文明に流れ込まれたのか
人々が享受した跡を認め得る
後背地ではなかった事を
歴史は伝えている
その地は語らぬ

苦痛と共に伝えられている事は
文明が人々に先んじた事
更に進みたい者は離れて行き
重苦しい静寂は残された

彼等は何処に消えたのか
日々を支えた者や
永久を夢見た者よ
彼等は何処に向かったのか
諦めて終った者や
苦しみ抜いた者よ

無に帰した坑道をも照らす
存在の科学は招かれた
情熱と欲望との何れの結果か
美を見出す者が絶えぬ
その地は在る

ダムであった湿地
森林を踊らす吹雪
全く清冽なる河川

黙々と生えるヘビノネゴザよ
季節の回転を楽しんでいるのか
その地は嘆かぬ

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 鉱山頌詩
公開日 2016/02/29
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ その他
コメント 神岡鉱山の歴史に基く。
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