|
 |
|
亡国の民衆
|
| 作詞 プララヤ |
|
この国の明るみだけに、時代が一つ落とされる
血塗れの思想が一つ
史実をも淘汰して行く
そして暗がりの中にはうら若き女が一人
その体が砕けようと
宿る命を産み落とす
風が変わる頃、同じ夢を見る
代わり映えしない
この国の影
生まれた子等は区分され、教育され捲るばかり
童心は矛盾に埋もれ
青春は銃火に消える
種は無闇にばら蒔かれ、芽吹くべき場所を間違え
花びらは真紅にまだら
果実は肉を曝け出す
風が変わる頃、同じ夢を見る
代わり映えしない
この国の影
未知の理想を持ち、蜂起する者達
官吏は犠牲を求め
落ち着く隙をも与えず、死をも許さぬ見せしめは
罪過を動機付けるのが
善意か否かを問わない
そして暗がりの中にはうら若き女が一人
その体が砕けようと
宿る命を産み落とす
風が変わる頃、同じ夢を見る
代わり映えしない
この国の影
|
|
|
