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天秤
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作詞 まいまい |
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誰かの弱味をいいことに
気付けば心を天秤に掛けていた。
君も同じなんだね…。
そう言ってただ心に寄り添った。
自分を守る為に誰かを悪者にしては
本当の自分を無くした傷は塞がらない。
弱さという蟠りが心を蝕んでしまっても
涙を流す権利なんて僕にはないんだ…。
守ろうとして守り切れなかったもの
何かを犠牲にして奪い取った権利に
臆病な心が手を伸ばす。
それでもここにいたいんだと手を伸ばす。
ただ自分を守ろうとしただけなんだ。
背負った罪に手錠がかかる。
始めて知ったんだ
これが人の弱さなんだって。
本当の心を知らないままに
僕は僕を守る事が出来なかった。
知って欲しかったんだ。
誰だって善にも悪にもなるんだって事。
君があまりにも綺麗に映ってしまうから
ただその心に寄り添いたかったんだ。
伝えたかったんだ。
君も僕も同じなんだねと…。
奪い取った罪に存在を示したまま
縛り付けてしまった心の痛み
弱味につけこむのをいいことに
君の心は震えていたけど
きっと僕の心も震えてたんだね。
奪い取った罪に奪われてしまった
心の天秤は揺れ動くまま。
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