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何も考えない唄
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作詞 key-as |
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ある日の夜
机に向かって難問を解いていた
自分の経験を精一杯押し込めて
けれど、問題は解けなくって
頭が痛くなった
それでもあきらめず考えたんだ
次の日、出会った友達は
みんな答えを出していて
結局解けなかった僕に
みんな口をそろえてこういったんだ
「難しく考えすぎだよ」って
考えすぎていたのかな?
そして
考えないことに挑戦してみた
授業中、ただノートもとらずに
ただ黒板の文字を追って
そこに書いてある間違った
何かを見ながら
本当にこれでいいのかな?
今って考えているんじゃない?
目に見えるから考えちゃうのかな?
そう思って目をつぶったら
先生に怒られた
家に帰った僕は
また考えないことに挑戦しようとした
布団にもぐりこんで
体を力を抜いて
何も考えないようにした
でも、気づくと何か考えていて
それを考えないようにしても
何か考えていた
考えるのをやめるのが怖かった
外で雨が降り出した
屋根から雨漏り
ちょうど僕の額に
雫となって落ちてきた
その時僕は目を閉じた
何も考えずに目を閉じていた
世の中のすべての人達は
きっと何かを考えているんだ
考えていることも忘れるぐらい
考えていないようにみえるぐらい
みんな一生懸命なんだ
反射神経なんかより強くて
それがきっと生きているって力
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