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ハーモニカ
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| 作詞 key-as |
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たくさんの音色から出来ているこの世界
今、その中から
ひとつの音をきいてみよう
そのひとつの奏でる曲は
とても心細くって
音階もめちゃくちゃで
とても聞いていられない
でも
別の曲に入って不協和音になってみたり
音を合わせて和音になってみたりしていく
そのうちに
その音は指揮者にめぐり合えた
その指揮はとても力強くって
とても頼りになって
その指揮者は突然いなくなってしまったのだけれど
その音はもう迷わない
他の音とともに
心地よい音色が流れてくる
たくさんの音色が和音となって出てくる楽器
ひとつの音を出すのは
とても難しい
出そうとしてムキになっても
曲にならなくて
息も上がってしまって
とても疲れちゃう
そう
単音で居たいのは和音が嫌いなわけじゃなくて
自分自身が聞こえないのがただ怖いから
そんな時、指揮者がこう言った
”和音はひとつじゃ出来ない”って
君が必要なんだって
吹けば和音が出てくる
簡単に和音が出せる楽器
でも、その楽器が教えてくれたのは
簡単さじゃなくて難しさ
綺麗に奏でたこのハーモニーを
作る事の難しさ
そのハーモニーの中の
音達の難しさ
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