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チャイム
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作詞 輝羅 |
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風のなでる 冬の寂しさに体を震わせて
まだか まだかと 終わりのベルを待つ
隣にいる 少し背の高い横顔も
前にいる 少しはねた後ろ髪も
もう見られなくなってしまうんだ
無口なあの子は しゃべれるようになるかな
独りのあの子は いい人と巡り合えるかな
人生という長い時の中で あっという間に過ぎるこの時が
ただ たまらなく 愛しいと感じる
時に笑って 時に涙して
机の落書きは 消されないまま 消せないまま
季節だけが過ぎていく
まぶたの裏に映る たくさんの思い出は
忘れることのできない大切なもの
でももし 忘れてしまったなら さみしくなったなら
あの信号を渡って あの坂をのぼって 思い出に会いに行こう
変わらない景色を 変わらない笑顔を見に行こう
思い出の空はきっと変わらないまま 明日も10年後も 変わらないんだ
ほら また 一つのチャイムが鳴った
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