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灯火
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作詞 薫摩 |
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群青の空
夜はもうすぐ来るだろう
冷たい風に
笑い声が重なる
今日限りの賑やかさも
夏の終わりの寂しさの裏返しだと
いつかの君は言っていたけど
流れる人混みの中で見つけた君は
繋いでない方の手をそっと振った
煌びやかな夏の終わりに
夜の向日葵は揺れ続け
君を待ってるつもりでいたのに
流れていく 知らない何処かで
最後の花火を見たら
何かが終わるんだろう
夏の終わりは
一瞬の輝きだけを残して
幻覚めいた蜃気楼だけ残して
流れる人混みを歩きながら
少し綺麗になった君を思い出しては
うつむいても歩けるような
灯火の中 長い幻を見ていた
君を待ってるつもりでいたのも
夏の調べが足りないだけだった
後悔はない
優しいわけでもない
ただちっぽけな弱い自分
この祭りが終われば
この祭りが終われば
流れる人混みの中で見つけた君は
繋いでない方の手をそっと振った
煌びやかな夏の終わりに
夜の向日葵は揺れ続け
君を待ってるつもりでいたのに
流れていく 知らない何処かで
最後の花火は見なくても
次の季節はやってくるはずだった
夏の終わりが連れ去っていった
君を眺めて 長い幻だけ見ていた
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