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Oneself
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作詞 KO-RA |
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気付けば 僕は独りだった
今まで手にしてきた物が 全て消えて無くなって見えた
欲しいと望んでみても 掴みたいと望んでみても
それすら僕には許されなかった
「じゃあ、僕には一体何が残るの?」
その答えすら 教えてはくれない
気付けば 僕は歩き出していた
何かあると思ってみても 何も無いと分かっていた
それでも僕は歩き続けていた
「どうして僕は歩いているの?」
誰に言ったわけでもなく 呟いた
ところがその時 声が聞こえたんだ
「立ち止まらないで そのまま歩き続けなさい いつか君と重なるから」
ここが暗くてまともに見えやしない
「君は誰なの?君には僕が見えるの?」
必死に君の存在を探した
君は… 君は…
どれくらい歩いたろうか どれくらい探したろうか
君の声が聞こえてこないよ
君の言った通り ここまで歩いてきたのに
諦めようかと思った 泣こうかと思った
その時再び 声がした
「静かに目を閉じて 何も考えないで 君はもう独りなんかじゃない」
そんな事ない 僕は独りだ
「独り何かじゃない 独りに何てさせない 僕がついてるから」
何だか喉がつまるような気分
「目を開けてごらん 君には何が見える? もう独りじゃないんだよ」
目を開けた瞬間 涙も一緒に流れ出た
僕は… 僕は… 独りなんかじゃなかった
ありがとう何て言葉じゃ足りないけど
やっと気付いたよ
君は… 君は… 僕だったんだね
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