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雨の日
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| 作詞 朔 |
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ざあざあと音立てて
雲に覆われた帰り道。
壁にひっつく蝸牛
田んぼで泣く蛙
雨が染み込んだアスファルト
懐かしい匂い。
放課後の帰り道。
水滴が滴る階段の手すり。
溢れそうなドブの水。
沢山の色が動く中、透明な傘を差す。
僕だけ色が無いみたい。
足を止めて俯く。
涙ももう出てこない。
雨の日、水溜り。
水滴が無表情の僕を歪ます。
希望なんて何も無い。
僕が死んだって誰も悲しみはしない。
憂鬱な毎日。
感情が亡くなった。
あの日の僕。
愛されたかった。
わざと遠回りをして
道草くって
逃げたかった。
辛くて、怖くて、酷く悲しい現実はもう見たくない。
嫌でしょうがない。
無理に笑いたくもない。
無理して皆に合わせたくもない。
一体誰が幸不幸を決めるの？
分からない。ただ苦しすぎて。
窒息しそうだ。
素直になりたい。喜びたい。
大好きだと叫びたい。
あの子を抱き締めたい。
自分をコントロール出来ない。
嘘ばっかり吐いてしまう。
ほんとは違うんだよ。
ほんとは違うんだ。
君が嫌いだ。
自分に素直になった時には
枯れた涙も溢れるのかな。
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