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52ヘルツ
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作詞 小雨ねむ |
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席が島のよう教室は海
大海原にしては息苦しいな
風はピタリと周囲でやんだ
笑い声なのに無声映画のよう
自分が違うのか世界が違うのか
少なからず他人とは違って
自分が悪いのか世界が悪いのか
少なからずそれは悪いことらしい
一個体にとってこの箱は大きすぎるから
僕はひとりになった
僕の言葉は52ヘルツ
痛みも苦しみも悲しみも
言葉にしても誰にも聞こえないから
息を止めた息を止めた
同じ周波数を探して
誰かに許されたかった
心にしまいきれない言葉を
届かない声で叫んだ
この島には何もない
だから自分以外に何かを求めた
傷口に塗られた塩水は
涙に似たものだったか
自分が違うのか世界が違うのか
少なからず他人とは違って
自分が悪いのか世界が悪いのか
少なからずそれは悪いことらしい
群れにあって共鳴は大きくなるから
僕はひとりになった
僕の言葉は52ヘルツ
やめても助けてもごめんなさいも
言葉にしても誰にも聞こえないから
息を止めた息を止めた
誰よりも深く潜って
潰されてしまえたら
心に閉じ込められない言葉を
届かない声で叫んだ
僕の言葉は52ヘルツ
痛みも苦しみも悲しみも
言葉にしても誰にも聞こえないから
息を止めた息を止めた
せめて美しい声で歌って
自分を認めたかった
喉も心もちぎれるくらいに
届かない声で叫んだ
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