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代わる代わる
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作詞 小雨ねむ |
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大量生産の工場 大気汚染
誰かの溜息を吸った
満員電車に圧迫された人生
世界は機械より無機質
夜空の星は見上げるくせに
誰も名前までは知らないから
有象無象と名付けられた
空は深藍にベタ塗り
心臓が止まっても歯車は止まらず
僕がいる意味はなんだろうか
代わりなんていくらでもいると
君を蔑む奴らに
代わりなんていない
僕は僕だと歌ったって
そもそも君の代わりは世界に必要ない
だとしたら
代わりがいるとかいないとかじゃなくて
代わる代わる変わっていくこの世界で
変わらないでほしいと願うものを
掴んでくれ
六畳一間にブラウン管
生活音に潰されそう
きれいな花は雑に飾られ
花言葉とともに枯れた
新芽が芽吹く風は生ぬるく
ぬくもりは証明には事足りぬ
どこまで行っても自分対自分
世界と同じ高さにはいられない
誰が何であれ鐘は鳴る
僕は一体何者なのか
代わりなんていくらでもいると
君を罵る奴らに
代わりなんていない
僕は僕だと叫んだって
そもそも君の代わりは世界に必要ない
なのだから
代わりがいるとかいないとかじゃなくて
代わる代わる変わっていくこの世界で
変わらないでほしいと願うものを
離さないで
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