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贋作
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作詞 小雨ねむ |
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振り返っても白紙の人生
雪のように足跡があるだけ
でも真っ白なキャンバスのほうが
何色にも染まれるから
腐りかけの絵の具で色を出した
くすみかけのパレットで色を混ぜた
壊れかけの平筆で色を塗った
それでもきれいに見えたんだ
未来を描いて
どんなものでもいい
どうせ未来のことなんて
誰もわかりやしない
たとえそれがいつか贋作になるとしても
今は本物だ
もしもモノクロの日々でも
濃淡で二色ではないから
心が乾いたのなら
上から塗り重ねてしまえ
腐りかけの絵の具で色を足した
くすみかけのパレットで色を作った
壊れかけの平筆で色を加えた
それでもきれいに見えたんだ
未来を描いて
どんなものでもいい
どうせ未来のことなんて
誰もわかりやしない
たとえそれがいつか贋作になるとしても
今は本物だ
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