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かせ
作詞 小雨ねむ
何者にもなれない浮浪者
突然訪ねてきた不幸は
日常を非情に変えた
くるぶしは群青に腫れた
急がないと暮れになる
有象無象とすれ違う
首を絞められる能面の視線
積もるべく積もる当然の未練
はみ出す苦痛を持つものへ
普通に戻った感情は
手を差し出すことを拒んだ
僕は僕を嫌いになった
治せなかった内側のひび
自分への言い訳を探したんだ
諦めたドブ川の岸
不愉快な硝子を叩き割った

幸せにならないように
枷をはめることを課している
自分で自分を許せないから
沈んでいる罰という名の沼
うそぶいた僕の身代わり
痛みはやがて苦しみに変わり
懺悔の端に触れる肩
いつか僕を許してくれるかな
全部自分の為のこの枷
くそったれへかけるこの枷

枯れた花に水をやるよう
自分の心は救えない
骨の内側に隠そう
手がなければ涙は拭えない
現実も過去になれば夢になる
心の形がすれ違う
自分で自分の首を絞める
偽善者のふりをしてる
荒んだ目を捨てるものへ
腐ってしまった同情は
助けを呼ぶことを拒んだ
僕は僕じゃなくなった
自分を直視せず他を見た
自分への言い訳だけうまくやれた
もうやめだ腐った空の下
醜い破片に貫かれた

幸せにならないように
枷をはめることを課している
自分で自分を嫌っているから
沈んでいる罰という名の沼
うそぶいた僕の身代わり
痛みはやがて苦しみに変わり
懺悔の端に触れる肩
いつか僕を許してくれるかな
全部自業自得のこの枷
くそったれへかけるこの枷

原因動機不特定
枷の色は黒ずんで
赤く赤く痛みを残す
罪と罰を機械のごとく
これで満足したかい
許されたいがためだけの
汚い懺悔で届かず愚かで
卑怯者へかけるこの枷

幸せにならないように
枷をはめることを課している
自分で自分を許せないから
沈んでいる罰という名の沼
うそぶいた僕の身代わり
痛みはやがて苦しみに変わり
懺悔の端に触れる肩
いつか僕を許してくれるかな
全部自分の為のこの枷
くそったれへかけるこの枷

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル かせ
公開日 2019/04/22
ジャンル ラップ・ヒップホップ
カテゴリ その他
コメント 足かせが外れて自分を呪って足かせをはめて許されようとしている
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