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ロッカメルト
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作詞 蒼波 |
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降り始めた雪 見上げて君がはしゃぐ
「この雪が全部チョコレートだったらなぁ…」
放課後の帰り道 君と手を繋いで
並んで歩くだけで毎日が幸せ
君が僕の隣で無邪気に笑ってると
寒さで凍えそうな心まで溶けそう
ふと見上げた空は雪雲
小さな白い雪の花が
僕の鼻先に舞い降りて
また君が僕を見て笑う
降り始めた雪 見上げて君がはしゃぐ
「この雪が全部チョコレートだったらなぁ…」
君のひとりごと 隣で聞いた僕は
「雪のチョコよりも君のチョコが欲しいな」
君が隣にいない 一人の帰り道
誘っても断られる毎日が続いた
君が僕の隣にいない帰り道は
同じ道歩いても長く感じるんだ
遠くに君の姿見つけ
僕は駆け寄ろうとしたけど
君は僕の知らない男(ひと)と
二人きり 笑って歩いてた
目の前を歩く二人に雪玉投げ
後ろ振り向いた君を強く睨んだ
立ち尽くす君と 無言で追い抜く僕
僕を呼ぶ君の声は風に消された
あれから僕の携帯には
君からの着信でいっぱい
だけど
意地っ張りで頑固者な僕
素直になれない子どもな僕が
邪魔をする
数日後のバレンタイン
放課後 一人の帰り道
途中の公園前で
僕を待つ君と会う
美味しいチョコを作って僕を
驚かせようと放課後は
一緒に帰らず従兄弟呼んで
チョコ作り教わっていた 君
君の瞳から 涙がこぼれ落ちて
冷たい空気に包まれて六花(ろっか)になる
「君の涙から 雪のチョコできちゃうぞ?」
僕は意地悪く 君の泣き顔にキス
二人の心に 甘く溶け落ちていく
白くて小さな 雪の花 ロッカメルト
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