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蒼空
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作詞 蒼波 |
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蒼い蒼いコバルトブルーと 淡い淡いスカイブルー
二つの空の色は交わることなく
真っ白な雲の壁に隔たれていた
そんな空を眺めて「なんだか私達みたいだね」と笑うキミ
その笑顔はどこか寂しげで その声は少し震えてた
だから僕はキミの手を引いて 力いっぱい走り出した
驚いて目を丸くするキミに 伝えたんだ
「確かに僕達の間には 漠然とした時間や距離という壁があるけど
キミが僕の傍にいる限り
二つの空は交わって
もっと素敵な蒼空になるんじゃないかな?」
遠い昔過去の世界 遠い遥か未来の世界
二つの世界は存在しているのに
現在という壁に隔たれている
「過去と未来の狭間に“現在(いま)"があるから素敵だよね」と笑うキミ
その笑顔は自信に満ちていて その言葉は力強かった
「あのさもしも僕が挫けたり 光を見失ったとしたら?」
いつも強気なキミからの問いに 応えたんだ
「私はキミより強くないよ それでもキミが独りで悩んで苦しい時には
キミがどこにいても見つけるよ
二つの空は離れても
ずっと心は蒼空で繋がっているから!」
泣きながら笑う二人の瞳から
溢れる涙は優しい雨となり
芽生えた小さな幸せを潤した
心地良い夏風が 白い雲の壁を切り裂いて
時と共に どこか遠くまで流れ行く
例え現在(いま)がどんな嵐でも 前を向いて走り出そう
怖くても大丈夫 キミはもう 独りじゃない
「もしもキミが過去に囚われて 今でもキミの足取りを重くしているとしても
キミの手を取りぎゅっと握り締め
同じ歩幅で進むから
きっと未来は明るくて足取りも軽いよ!」
過去と現在(いま)と未来を隔てる 壁は決して消えないけど
白い雲の壁に隔たれた 蒼いアオと淡いアオの
二つの空は今一つになって ほらっ蒼空!
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