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オレンジ
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作詞 蒼い人 |
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小さな手の平と風に揺れる長い髪
真っ直ぐで透明な君の言葉 今もまだ覚えてる
僕の側に君がいて 君の側に僕がいて
柔らかな優しさに包まれた 君との幸せな日々
重そうに荷物を抱えている 少し手を貸そうとすれば
「体が弱いからって甘く見ないでよ?」ありがとうの代わりに言う君のセリフ
意識なんてしないくらい当たり前の存在と思っていたんだ
例えるなら そうだな 空気みたいな存在 いや違うな、例え方が悪かったな
目覚めても隣に君はいない 棚に置かれた写真の二人
とても幸せそうに寄り添ってる あの幸せな日々 決して忘れない
考えたくなかった 片隅にはあったけど
訪れてほしくはなかった 灯火が消えそうだ
どうして君がこんな体に どうしてこんな運命を背負わされたの
残酷な神様は君の命を無情にも摘み取っていった 抗いようがない この悔しさ
静かに眠る君の横で僕はまだ温かいその手を握りしめる
いつものように優しく握り返してくれない 優しい寝顔の君がいるだけ
なぁ 起きてるんだろ?ほら起きなよ おはようって言って笑っておくれよ
溢れ出る涙が君の頬に落ちて君も泣いてるみたい
時は流れて二度目の冬 今は一人歩道を歩いてる
あの日二人で歩いた空の下 夕陽が綺麗だった
とても寒かったけど暖かい そんなオレンジ色の恋の歌
「もういいから他の誰かと幸せになっていいんだよ」なんて言うのかな
だけどごめんよ 君が忘れられない もう少し、あと少し想わせていて
君がいなくてもずっとわがままさ きっと困らせてばかりだったろなぁ
いつかちゃんと前を向いて進んでいくよ だから許して もう少し、あと少しだけ…
寒空の夕陽がとても綺麗だ 君が笑ってる そんな気がしたんだ
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