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明日画
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作詞 哀流 |
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まるで絵に描いたような
梅雨時のうなだれた景色
蝉しぐれ数えて笑う
君がいる夏前の午後の日
半袖からのびた腕は
まだ白く透き通るやさしさ
カタツムリは雨を待って
じらされる紫陽花の葉のうえ
じっとり空気は渦巻いてのぼる
貼りついて離れない恋心
風景が君を求めてる
幸福の図に融け込みたい
寄り添って僕もいよう
準備はできたかい
絵の具でも溢したように
滲んでいく真っ暗な白を
背景に明るく映える
君は今日 空を見て背伸びする
ゆっくり季節を抱きしめて火照る
時重ね膨らんだ恋心
風景画 常に書きかえて
梅雨空のように重なってく
いつだって変わらない
二人は描かれる
吹き抜ける風 湿った匂い
描かれない温もりも世界をつくってる
毎日が僕らを染め上げる
遠回りして長くいよう
一日は短くても
明日だってまた
風景が君を求めてる
幸福の図に融け込みたい
寄り添って僕もいよう
準備はできたかい 明日へ
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