|
|
|
風見鶏
|
作詞 哀流 |
|
尖がり屋根の上 くるりくるり
回るうち僕は君に会った
どうやら気付いてはいないらしい
そちらを向いても知らんふり
聞こえるかい 聞こえるかい
羽ばたく羽根は持ち合わせてないから
僕は鳴く 鳴くよ届け
擦れ合う金属音
陽気に響く
風に擽られ君を見てる
こっちを向いてお喋りしよう
照れないで僕だけを見つめてよ
隣り屋根の上 くるりくるり
いつだって君はそっぽを向いて
何を見てるの嫉妬しちゃうな
風が吹いたらまたさよなら
見えてるかい 見えてるかい
真上の空に雷雲が来てるから
気をつけて 気付いてくれ
鳴らすよ金属音
丁度いいや
警戒音に聞こえるだろう
そちらは見えない大丈夫かな
羽ばたいて君のもとに行けたらな…
風が一吹き 僕を揺らした
振り返ると君はこちら向いて
風が二吹き 君を揺らした
砕ける音 空は黄金
僕は泣く 泣くよ此処で
滲んだ夕空に
融け込み独り
風に掬われて僕は気付く
そっちを向いて微笑みかける
忘れずに今日だって回ってる
奏でる金属音
寂しく響く
天まで届けと風見鶏
羽根が生えたらお喋りしよう
黄昏の空を飛んでいくから
|
|
|