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忘風雪
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作詞 哀流 |
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無地色の空が反転
何色にでも染まれそうだ
鋭い空気が連なる
気づけば心が壊れそうだ
悴んだその手包んで
コートのポッケで抱き合った
いい加減な日付の日記
そろそろ目覚めてくれないか
騒がしいアラーム止めて
カーテン開いた
繰り返す銀世界
埋もれた景色は冷たすぎるよ
引きずった思い出を
いつまで切り離せずにいるの
溶かすよ 解くよ その手を
明日になったら融点
越えれる体温が欲しいな
朝方は冷え込むらしい
また君のことを思いそうだ
寒いねが口癖だった
震える唇にキスをした
目を閉じて仮初めの幻想
一片掴んで微睡んだ
錆付いたカレンダーめくる
その日を待つよ
舞い落ちる銀世界
頬にくだけて残る感触を
懐かしい温もりに
重ねて起き上がれない僕を
起こして 起きるよ これから
感覚を麻痺させる
冷たい明かり
動き出す
重なった銀世界
無機質な音をたてて進むよ
引きずった思い出を
いつまで切り離せずにいるの
溶かすよ 解くよ その手を
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