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ワールドパラダイム
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作詞 哀流 |
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砕けた月が廻る夜
街灯に集る剥き出しの感情
おどけた嘘に縋る朝
言い訳に頼る偽物の誠実
捻じれた他人が歩く街
信号で止まるなけなしの良心
彫刻みたいに笑う顔
何も見たくないから瞑ったのは
目か 夢か
白と黒のブラウン管が
心のなか映し出すよ
濁っていて怖いんだ
誰か抉じ開けてよ その体温で
繋がる路地を歩む足
電線が結ぶ切りとった空中
忘れたころに思い出す
足跡をたどる忘却の逆流
明けては暮れて終わる日々
浮雲をつかむ散漫な休日
定刻通りに沈む空
明日も変わらないから見ていたのは
画か 末か
嘘と夢の現実感が
世界の色炙り出すよ
不安定で淡いんだ
僕ら染め上げてよ あの彩色で
白と黒の修正痕が
確かな意志ぼかしていた
描きかけのパラダイム
答え割りだしてよ その感覚で…
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