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走 走 ランナウェイ
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作詞 藤河 亜音 |
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空を仰ぐ 無機質な雲
錆びた街道 過ぎ去った淡い想い
鈍色の空の中独り
列を成す蟻んこの行く手を阻む
本当は自分がそうなのに
行くあてなんて何処にも無いのに
野良猫がこっちを見てる
蔑むように見てる
空を仰ぐ 無機質な雲
錆びた街道 過ぎ去った淡い想い
無い 無い 何処にも無い
虚空に響く叫び声
無彩色の部屋の隅ぽつり
耳を通り抜ける笑い声をただ
黙って見つめていた
感じるものなど 無いのだけれど
「何か」がこっちに来る
嘲るように来る
乾く土に 手をついた
舞い飛ぶ砂塵 醜く汚れる手
嗚呼 でも 気づくんだ
元々綺麗なんかじゃなかった
空を仰ぐ 相も変わらず
錆びた空 血に飢えた淡い想い
今 今 叫んでも
ただ虚空に響くだけ
逃げたいんだ 今すぐに
間の抜けた 腐ったこの世界から
嫌だ 嫌だ 寒いんだ
僕はどこへ向かえばいい?
どこへ向かえば救われる?
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