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一日目の君は
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作詞 能面 |
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君の一日目が芽吹こうというとき
新聞の活字が ぱらぱら剥がれ落ちて
いつものグレーの空を作るね
小石を積み上げて 時間を語っても 意味は無いと悟って
事から逃げた君は永久に一日目
君の一日目が芽吹こうというとき
コーヒーメーカーが こぽこぽ音を立てて
君の心臓に雨漏りするように
植物みたいには 育たない毎日だから
観察日記もずっとこんな調子なのさ
小石を蹴飛ばして 時間を壊しても みんな知らん顔だね
事から逃げた君は永久に一日目
二人で 誰かの時間を ミサイルの速度でスクロールしていくの
純粋な君が
中毒しないように
小さな 小さな レンズになるよ
君の一日目には変わらず僕がいる
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