|
|
|
町
|
作詞 しょー |
|
会社勤めは首を吊ったような
ネクタイで
水場勤めは返り血をあびたような
顔色で
話す場をうしなったぼくたちは
町を歩いていた
町中の困った人たちは
それこそ触れればはじけるほどで
沈黙を守れない人たちは
どんどん平たくなっていく
かきわりみたいなビルディング
それに合わされたセットアップ
平たい中古の景色たち
ナイフのような鋭さを
ほんとは持っていないのに
誰もが隠しているような
そんな風にして歩いている
今日はなんだかそう見えた
会社勤めは首を吊ったような
ネクタイで
水場勤めは返り血をあびたような
顔色で
話す場をうしなったぼくたちは
町を歩いていた
町中の善良な人たちは
それこそ触れればはじけるほどで
沈黙に慣れきった人たちも
どんどん平たくなっていく
かきわりみたいなビルディング
それに合わされたセットアップ
平たい中古の景色たち
このさき地雷が埋まってないか
内心びくびくしながらも
心のどこかで望んでいる
ぼくらは無言で町を歩き
それぞれ終電前に帰った
|
|
|