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お前
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作詞 つだけんと |
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お前 突然出ていくもんだから びっくりしたじゃねぇか
お前 まだ洗濯物干しっぱなし まだ荷物もたくさんあるぞ
ひょっこりでも良いから 俺がいない時でも良いから
せめて この荷物だけでも 持って帰ってくれないか
お前 俺がゲリラ豪雨で 駅で立ち尽くしていた時
お前 びしょんこになりながら 緑の傘を持ってきてくれたよな
あの時は夏の終わりで 夜は少し冷え込んでいたから
せめて 不器用な手をつないで 一緒に帰ってくれたよな
思い出せば 底の方までお前とのことばかりで
掘り起こしたくはないけど 埋めるほどの日々もない
だから お前のことをこう呼ばせてくれ 思い出と
お前 突然出て行くもんだから びっくりしたじゃねぇか
お前 まだこの安っぽいギター 6畳アパートの片隅で待ってるぞ
ひょっこりでも良いから 俺がいない時でも良いから
せめて このギターだけでも 持って帰ってくれないか
お前 俺が珍しく晩飯を 簡単だけど晩飯作った時
お前 びしょんこに顔を濡らして かきこむように箸動かしたな
あの時は夏の終わりで 俺もなんだか嬉しくなっちゃって
せめて 一緒に泣いたんだ 一人で泣くのは恥ずかしいからな
手紙を書こう と思うんだ お別れの手紙のつもりが
ラブレターになっちまった ちゃんと読んでくれるか
お願いだ お前のことをこう呼ばせてくれ 夢と
思い出せば 底の方までお前とのことばかりで
掘り起こしたくはないから無理やりにでも埋めちまう
だから お前のことをこう呼ばせてくれ 友と
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