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師走
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作詞 つだけんと |
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ちょいと時間をくれるか 俺のカッコ悪い話を聞いてくれないか
年末の30号線路肩 人々忙しく車を走らせる最中
真っ白い小さな毛玉が その白を赤に染めていた
いくら師走だからって そんなにも急がなくたって良いじゃないか
いくら師走だからって そんなにも急がなくたって良いじゃないか
こんなことを思いながら その横を僕は「車だから」って通り過ぎたんだ
ちょいと時間をくれるか 俺のカッコ悪い話を聞いてくれないか
冬の6畳アパートの片隅で 膝を抱えて体育座り
胸に突き立てた包丁は 痛くて刺せなかった
いくら馬鹿だからって そんなにも急がなくたって良いじゃないか
いくら馬鹿だからって そんなにも急がなくたって良いじゃないか
こんなことを思いながら あの頃を懐かしく思いながらこれを書いているんだ
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