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刻印
作詞 kobako3104
ぼくらの街に 哀しみの降る
雨粒みたい 手を添えて
過ぎ去りしもの その誘惑が
咳を吐かせる くり返し

はばたく鳥は 罪を背負って
かすみのなかへ 消えていく
もしも言葉の 食い違いなら
あらがいもせず 眠るのに

踊る季節は 華やかにして
束の間の夢 身にまとう
胸に手を当て 確かめながら
ぼくはきみへと 募らせる


どこへ行くとも 知れない旅さ
吹かれてはなお 風吹かれ
逆転をする 天地をよそに
愛し合うのか その群れは

従うものを 持たないきみが
懺悔だなんて 笑わせる
抱え込んだら 病む以外ない
沈んだ熱に 狂いそう

最果ての地へ この足だけで
向かう無謀に 悔いはなく
むしろトキメキ 憶えるほどさ
ぼくはひとりだ たったいま


美しいとき 美しいもの
秘めごとがああ 増えていく
手綱のように この首しめる
ぼくら制する 独裁者

ふくらんでいく また哀しみが
街の彩り はいでいく
あらわになった 実像を見て
ため息ついた きみだけが

遠い音色に 耳を澄まして
境界線に 触れたなら
この終わりゆく 世界の様を
ぼくはツバ吐き 叫ぶのみ


またたくさんの 小さな嘘が
ヒトの形を なしていく
さまよえるその 魂さえも
封じ込もうと 励むけど


ほら高く飛べ まっすぐに飛べ
夢は待たない 誰ひとり
追いかけるのも 追いすがるのも
もう遅いんだ 遅いんだ

そうさぼくらの 街に降るのは
哀しみだけさ 真っ白な
えぐり出されて 消えない痛み
柔らかな肌 刻印を

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歌詞タイトル 刻印
公開日 2017/10/10
ジャンル 歌謡
カテゴリ 別れ
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