|
|
|
ミラーサイト
|
作詞 kobako3104 |
|
愛が、こぼれて あふれ出る、なお
自信過剰に 供給過剰
街も景色も 汚してしまう
赤褐色の 血の海みたく
そんな状況―― そうね、あなたは
微動だにせず 煙草、くゆらす
しがみつき、手を 首に回して
締めあげる、指 しっとり痛む
ミラーサイトの ある部分だけ
実は違うの 罠をかけたの
解けず、あがいて 「負け」を認めて
わたしに「答え」 乞うたら、いいわ
抱いてたくせに 昼も夜(よ)もなく
ああ、風見鶏 心は、よそ見
情念だとか 燃やしてみても
灰になるだけ このプライドが
人が、うごめき 連なる世界
連鎖して舞う 四季の花々
あなたの好きな 色に爪たて
引き裂いていく 紙の表面
複製のきく 模型社会じゃ
真実の愛 そんなもの、ない
したたるゆえに わたし、カラカラ
肉体のうち 空っ風、吹く
元のサイトで 夢見たことも
こちら側、来て 夢見たことも
期待、もたせて 叶わないって
現実は、そう 詐欺、そのものよ
どんな祈りも どんな願いも
報われぬまま 下水に流れ
あなた、笑って それ、眺めてる
口の両脇 引きつらせつつ
救済されぬ 求愛ならば
死んで、証(あかし)を 残そうかしら
ナイフを握り 狂ったように
突き刺す、わたし ああ、何回も
性に目覚めた あのときみたく
ときめきたいの 少女のように
いっそ、あなたの ミラーでもいい
あなた自身じゃ なくていいから
可能、不可能 すべて無視して
ひとつ、記号の 「点」になりたい
狙い、さだめて 的(まと)、射るように
撃ち落としてね わたしのことを
|
|
|