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楽園逃避行
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作詞 ZERO |
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人々の制止の声に耳を貸さず
棘の森の向こうへと走っていった
この硝子の世界から逃げたくって
凍れる心をとかしたくって
敷き詰められた硝子の破片の上を歩くように体中が痛んでも
それでも僕は 僕の居場所を求めて
逃げ道を求めて 走ったんだ
それは僕の心の深淵を見た日の事
ああ何て残酷なんだろうあなたは
その時のあなたはまるで牙をむいた獣(けだもの)
もしあなたを憎む事が出来るなら僕はそうしたい
つらい事にブチ当たるのは死すべき子の運命(さだめ)
もう君に届くことの無いひとひらの恋心を抱いて
咲くことの無い花 朽ちた花を抱いて
僕は走ったんだ その花は僕が地の底に封じたもの
敷き詰められた硝子の破片の上を歩くように体中が痛んでも
それでも僕は 僕の居場所を求めて
逃げ道を求めて 走ったんだ
それは僕の心の深淵を見た日の事
造り物の感情は 綺麗に繕った感情は散る花の如く
流れる鮮血のように赤く美しく舞った
でもどうか僕のことを忘れないでくれ
僕の手のひらをすり抜けて流れていった水はもう戻らない
それはきっと確かな予感
消えてしまうものはどれも綺麗だった
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