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裸の少女
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作詞 SUGARSWEET |
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サブカルチャーに没頭した黒縁眼鏡の23歳女子はこう呟いた
私はかなり前からあのロックバンドに目をかけていたのだと
ポップスとロックの違いもその実彼女は全然これっぽっちもわからなかった
歌詞の中身を勝手に自分にあてはめて音楽より恋に勤しんでいた
グレック・レイクの親戚の孫娘は私の友達
か細い声でなれない名前をネットの知識で囁きあっている
そんな話を得意げに話す冗談好き且つ建前で生きる彼女の話
洋楽に傾倒 自慢げな顔 思い出して半笑い
そうか いつも そうだ
そうして そうやって いっつもいっつも
ああだの こうだの まくしたて
くだらない君と愛の歌を
抱き合ったままで探り合って
柔らかい肌で感じ取った
知ったかぶった鼓動をもっと
僕に教えてよ ヘイヘイベイビー
もっと もっと やって そうだ
どいつも こいつも いっつもいっつも
ああだの こうだの まくしたて
あっちら こっちら 左へ右へと
ほいこら さっさと 流されて
曖昧な君と希望の歌を
歌詞も知らないのに歌いあって
甘すぎるキスでごまかした
本音の意味ごと果てていこうぜ
裸の少女 夜を走って
汗水飛ばして寝転がった
小さな乳房 さらけ出して
放り投げた体裁をもっと
僕にぶつけてよ ヘイヘイベイビー
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