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フレコンバッグに咲いた花
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作詞 AABC |
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呼吸を止めながら歩く三月の死の街
積み上げられたフレコンバッグが目の前に現れた
高鳴る心臓 早める足
思い出す四年前の地獄の景色
今でも感じるあの時の恐怖
何もかも嫌になって全てを壊してしまいたい
ふとその時気付いた破れた場所
そこから咲いている小さな黄色い花
全てを忘れて立ち止まった
僕が貴方を愛する理由はフレコンバッグから咲いた花
暫く経って顔をあげ再び歩く希望の街
目には映らない悪魔を恐れ小さな奇跡を見落としてた
貫く感情 震える肩
何も分かっていなかった
僕が生きてる理由はこんな事で無くなるようなちっぽけなものでは無かったのに
ふとその時気付いた貴方の声
振り返る僕に手を振る小さな左手
涙を拭いて走り出した
フレコンバッグから咲いた小さな花を抱きしめに行こう
誰だってそう愛する人が居て
その人の幸せを何より大切に思っている
世界が全て汚れていて進むべき方向が分からなくなっても
どんな未来が待ち受けていたって
生きる意味は確かにある
フレコンバッグから花が咲くように貴方はこの世に生まれてきた
その事で確かに心が震えた
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