|
|
|
夕方の唄
|
作詞 枇杷 |
|
溶ける太陽が街を染める 真っ赤な林檎飴のように
からすがぱたぱた羽を急がせ みんなお家へ帰るの
何処の誰か 影は黙りながら地平線を指さす
遊覧飛行機が5時のチャイムを歌っている
子供の時 夢中で遊んだ原っぱは今はもう何処にもない
ネオンが街を飾り付けて 知らない歌が流れている
一人で泣くにはさみし過ぎて 振り向けば後ろに夏の日
あの街は昔と変わってしまった 確かに存在した過去も
今は幻のよう 消えていく蛍の光
さよならまた会う日まで それまでは約束だよ
誰かが手を振っている さよならの合図 小さな点滅 秋の北風
誰かが手を振っている あたしに手を振っている
さよならの合図
|
|
|