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ふゆのうた
作詞 悲喜仔
家のドア、鍵掛けて
重いリュック、肩に掛けて
鋭い空気が肌を刺す
吐いた息は霧になって
見上げた雲と合流する
灰色の空 白い風 紅くなった指先・・・
缶コーヒーでも買っていこうか。

もう一度雲を浮かばせながら、
しばらく会わない君、ふと想う
今頃どうしているだろう?
無意識に『ごめん』って呟いていた
・・・何を謝ったんだろう?
励ませなくてごめん、
笑い合えなくてごめん、
喧嘩も出来なくてごめん・・・多分、その全部かな。

ゆっくり深呼吸した
肺にきれいなものが入る

『負けてられない』

靴紐固く結んで

『君にも』

リュック背負い直して

『誰にも』

背筋伸ばして

『何より』

真っ直ぐ前を見て

『自分に・・・』

ゆっくり、歩き出す。
いつもの、冬の朝――

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル ふゆのうた
公開日 2007/03/02
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ
コメント 過去作品です。小説「バッテリー」読んで触発された作品です。こんな男子、いねぇかな(笑)
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