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Indigo
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作詞 悲喜仔 |
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月が真珠の砂粒で
出来ていると 本気で
信じていた頃
あなたは
すでに 遥か
遠くを見つめていたのだろう
霜月 夜の風は
針の様に 突き刺して
鼻を 染めていく
マフラーを
きつく巻いて
一人ぼっちの退屈を
思い知る
もっと
前に前に前に前に
進みたいのに 進めない
十年経った夢の両足が
砂にうずもれて
往生
流木の丸みに
特殊な尊敬を持つ
自分の がさつく今
周回遅れでスタート
目標はあなたと二等辺の地点
もっと
ラフにラフにラフにラフに
変わりたいのに 変われない
広い海に オールを落として
取り残された
椰子
追いつきたいと
願っていたけど
わたしのピースを積み上げて
わたしを立たせる
もっと
前に前に前に前に
進みたいのに 進めない
十年経ってもあの日の夜に
取り残されて うずもれそうで
アイにアイにアイにアイに
変わりたいのに 変われない
広い海に オールを探して
飛び込む藍は
そこ
変われないわたし
十年経ってもあなたのことを
好きだと思う
多分
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