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Tiny boat
作詞 悲喜仔
クローゼットの奥に手を突っ込み
あるだけの服、引っぺがしても
胸に押し当て鏡、写せば
どれ一つ似合う気はしてこない

うつむき眉寄せた、ぶちゃむくれは
・・・わたし


どんな雑誌をめくってみても
なんの参考にもならない
日向(ひなた)で笑うモデル達は
可愛すぎて、とても真似できやしない

憂鬱の湖を ただようココロ
・・・陽は?





(友達だった彼に彼女ができたらしい。
 彼の口からそのことを告げられた時、わたしはただ「おめでとう」と言った。
 彼の事は好きだったし、付き合ってみたいと思わなかったと言えば嘘になるけど、
 わたしの欲望より、彼が幸せになることの方が100万倍叶ってほしいと思う、ホントにそう願う。
 卑屈なわたしより、どこかの可愛い女の子が彼を幸せにしてくれる気がする。ものすごいする。
 だからそれでいい。わたしは寂しくていい。
 彼が行き詰った時、幸せじゃなくなったとき、駆けつけて慰めるお役目が出来ればいい。
 元々、告白したくなるほど彼に恋をしていたわけでもない。そういう恋が、私は出来ない。
 そういう意味じゃ、そこまで彼のことを想うことができた名も知らぬ彼女のことを、
 わたしは心から羨ましく感じる。)





どんな色のチークを塗っても
沈んだ表情は隠せない
どんな笑顔取り繕っても
過去を笑い飛ばせはしない

わたしを越えるのは 明日(あす)のわたしだけ
・・・もっと。

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル Tiny boat
公開日 2008/05/13
ジャンル ポップス
カテゴリ 失恋
コメント ハンバートハンバートのアルバム「包帯クラブ」に収録された『Tiny boat』という曲に、歌詞をつけました。()内は、語りです。いつぞやの自分を思い出して描いてみました(笑)
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