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Tiny boat
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作詞 悲喜仔 |
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クローゼットの奥に手を突っ込み
あるだけの服、引っぺがしても
胸に押し当て鏡、写せば
どれ一つ似合う気はしてこない
うつむき眉寄せた、ぶちゃむくれは
・・・わたし
どんな雑誌をめくってみても
なんの参考にもならない
日向(ひなた)で笑うモデル達は
可愛すぎて、とても真似できやしない
憂鬱の湖を ただようココロ
・・・陽は?
(友達だった彼に彼女ができたらしい。
彼の口からそのことを告げられた時、わたしはただ「おめでとう」と言った。
彼の事は好きだったし、付き合ってみたいと思わなかったと言えば嘘になるけど、
わたしの欲望より、彼が幸せになることの方が100万倍叶ってほしいと思う、ホントにそう願う。
卑屈なわたしより、どこかの可愛い女の子が彼を幸せにしてくれる気がする。ものすごいする。
だからそれでいい。わたしは寂しくていい。
彼が行き詰った時、幸せじゃなくなったとき、駆けつけて慰めるお役目が出来ればいい。
元々、告白したくなるほど彼に恋をしていたわけでもない。そういう恋が、私は出来ない。
そういう意味じゃ、そこまで彼のことを想うことができた名も知らぬ彼女のことを、
わたしは心から羨ましく感じる。)
どんな色のチークを塗っても
沈んだ表情は隠せない
どんな笑顔取り繕っても
過去を笑い飛ばせはしない
わたしを越えるのは 明日(あす)のわたしだけ
・・・もっと。
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