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もう、なにも 聞こえない
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作詞 悲喜仔 |
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屋上で風を待とう
手すりの冷却、握り返そう
独りよがりのメロディを
誰ともない 君に送ろう、
ミスター・ヘノヘノモヘジ。
なぁ あんたは、何処へ行くんだい?
一体 何処に、向かっているんだい?
答えは、富士山の ソノマタ裏ッ側。
ははは、笑ってくれよ
鼻が赤くなっちまった
季節はちょっと過ぎたけど
こんな奴でも 誰かにプレゼント
運べるんだろうか?
乗り出して下見てみた↓
勘違いするなよ
死ぬ気なんか全然ないから
機嫌は 良好
同時に、ちょい鬱
あのパチンコ屋のでかいネオン
あの角を曲がるんだ
お前ん家に繋がってっかもな、道
やりたいことならいくらでも
思い浮かべられるよ、なぁ
じゃがいもごろごろのカレー食って
本屋で1時間立ち読みして
チャリ飛ばして坂下って
でこ全開で寒くって
いいカンジだろ
考えなきゃいけないことは
全然まとまってなくて
どうやって食べていこうか、とか
出来ることって何だ、とか思って
なんで生きてるのかとか
考えちゃったりして
ま、オヤジとオカンが出会っちゃったからなんだけど
それ以外多分、理由ないと思うけど
もしか、ひょっとしたら
なんで生まれたのかっていうより
生まれたことで何が出来るのか、とか
何を残すことが出来るか、とかの方が
重要だったりして。
・・・・・何が残せンだ?
うーん。。。
―― お前以上に最高な奴、まだ出会ってないから
10年から20年ぐらいの間で
黄色い花束でも運んでよこすかな。
お前もう家庭作ってたりしてな。
え?なんで黄色?
・・・や、別に、気分。――
あ゛ーーー 耳が痛い
先端、感覚ねぇもん。
両手で掴むように 覆ってみた
もう、なんんにも 聞こえない
心臓のドラム音以外。
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