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下呂
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作詞 悲喜仔 |
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そろそろ御開きとしよう
皆は未だ名残惜しんで居るけれど
「永遠の別れじゃ無いんだから」
貴方はそう云うけれど
有り得ない事でも無いでしょう?
集団の中にずっと居ると
段々意識が遠くなるの
一人、背を向けて歩き出す
顔を空に向けているのは
泪を堪えて居るんじゃない、
腹が痛いの
吐き気がするの
汚いものを堪えて居るの
嗚呼...いっその事
全部吐き出して仕舞おうか
都会の眼等
気に留めずに
嗚呼...いっその事
全部斑撒けて仕舞おうか
解(ほど)いた髪を
振り乱して
そうすればきっと楽なのに
...解っている。
受け止めては貰えない
震える背を、
擦っては貰えないさ
吐けば吐いたで、苦しい...
薄汚れたネオンを抜け
空を睨んで、一人歩く
その馬鹿な姿を、猫の目の様な
朧月が睨み返す...
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