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寒緋桜<かんひざくら>
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作詞 悲喜仔 |
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春と呼ぶには まだ少し肌寒いけど
擦(す)りガラス越しに見上げた空は
ターコイズのブルーにローズなピンクを
散りばめているよ
さようならもありがとうも言わない、
間抜けで意気地無しなぼくです
そのちっぽけな存在は
この強い風に飛ばされそうです
ごめんね、それでも春は
きっと全てを許してくれるだろう
大昔からここにいる樹に
いつもいつも変わらぬ君を重ねるよ
今年もきっと君は素敵な笑顔を満開に
咲き誇っているよ
余計なものを大切にしまって、
大事なものは捨てるぼくです
その薄っぺらなこころは
花びらと共に舞い散りそうです
ごめんね、それでも春は
きっと全てを微笑(わら)ってくれるだろう
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