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アブストラクトカニバリズム
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作詞 まろかず |
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地上に顔を出してから
苦楽の周期、飽きたようで
何を口にしても心が嫌がる
試しにと、壁を這う苦渋を舐めてみた
核心(コア)を奪われた気がした
結んだ指を忘れたり
落ち着いた頭を落としたり
使わないなら頂戴してさ、
猟奇、快楽
目を醒ませ
汚れた思想も吐いた愚痴も
混ぜて煮詰めて昇華して
赤い新雪を踏んだんだ
回路を切断、にじむような
パステルカラーの花が咲いた
足元を鮮やかに彩った
ニクロム線で切った断面
で、開き直ったその反面
殺して食って繰って
混ざったカードは渦巻いた。
命に重さがあるのなら
それらは平らであるはずだ
命を罪というのなら
罪滅ぼしは罪ではない
汚れた生命(いのち)も堕ちたエゴも
混ざって泥の匂いがする
柔らかな脳漿の
上に立ってんだ、骸の上
赤黒い裏世界など
気にせず生きていけたなら
それ以上の幸福はない
満たされた器は大きくなって
足りない分を欲し続ける。
なら、それを壊すのは....?
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