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蒼の色相
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作詞 まろかず |
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今日もまた
のらりくらり
ヴァーチャル世界で淡々と
キーを叩き続ける
何がしたいのか
目的地は何処だっけ
仮想の中の暗闇を
何も考えずぼんやりと
泳ぎ回っている
かつてはそこに憧れてた
憧れてたものになれた
なのになのに
飲み込まれて
出てくる気も何もかも
考えることすら億劫で
白で黒に萎えた僕の中は
ただの空っぽの空き部屋
明日もまた
平々凡々な
毎日を繰り返す
何をどう操作しても
萎えた無気力
そもそも何がしたかった
現実の青い空の底から
真っ暗な地底のそこまで
這うように逃げてきた
いつだって失敗を恐れてた
嫌になって現実から
下層に降りてきた
体裁防御のための
マンネリな逃亡生活は
日々何も変わらない
青から藍色への変色
無気力な黒が混ざってしまった
いっそ死ぬまでこうでいい
そんな事も思ったんだ
空の下で地の底で
助け出してくれと
叫ぶ僕がいる
空の青が恋しくなった
海の青が愛しくなった
夜の濃い藍色の空が
あの世界の黒い闇のように
優しく僕を包んだんだ
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