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気づいたら泣いていた
作詞 y.m.g0824@live.jp
白い息が空に向かっていく
凍りついてしまいそうなほど寒い帰り道


一人で歩いていると
心までもどうにかなってしまいそうで


行く宛もないメールを書いては消していた

かじかんだ指はもう
温もりを求めることすらやめていたよ


なのに



気づいたら泣いていた
理由なんかもう一つもないはずなのに

さっきまで透き通っていたはずの
冬の空が今はボヤけて見えるよ


誰かに知って欲しくて
今の僕のこのどうしようもない気持ちを


でもすれ違い過ぎていく人が
どうしたの?と声をかけてくれることはないから


思いっきり叫んでしまいそうになるのを
グッと押さえて僕はまたひとり歩きだす


気づいたら泣いていた
幼い頃の様にひたすら

あの頃は涙を拭いてくれた
優しい人がいたね

いつも傍に


白い息
溜め息

空へ混じって消えていく


涙だけは空へと向かわずに
ほんの小さな水溜まりへと変わる


気づいたら泣いていた
理由なんかもう一つもないはずなのに

さっきまで透き通っていたはずの
冬の空が今はボヤけて見えるよ

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 気づいたら泣いていた
公開日 2016/03/07
ジャンル 詩(ポエム)
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