|
|
|
牛乳とアンパン
|
作詞 n.k. |
|
鋭く尖った爪をみて鼻で笑った
ぺろりと舐めたその味は
道に迷った飴玉のように
複雑な味だった
何か大きな出来事は
悲しみの裏で喜びを呼ぶ
三角に畳んだ足を伸ばすことも
そこでは許されない
"かわいそう"
酷く上から言うんだね
黄色く濁った水を一口
飲み込んだとは言えないさ
編集された映像に疑問を抱く
ひらりと落ちたその紙は
割れた地面の間を抜け
また一つの不安となる
下心を含んだ行動は
喜びの裏で悲しみを呼ぶ
ほんの数秒で壊れた物との
別れを惜まないなら
"かわいそう"
その格好で言うんだね
牛乳と共に食したパン
半分捨てたなんてね
張られた氷を割って隠れよう
椅子を片付けて去ろう
でも道に迷った飴玉のように
複雑な味だろう
|
|
|