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皆既日食
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作詞 暁 ノウ太 |
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もう僕は戻ることができない
昔の姿が愛おしくなる
いつかは誰もに訪れる日が
僕にはやって来たみたい
それでも笑って過ごしてた
今も望みを捨ててない
僕を近くで見てくれてた
君がいたから
窓の外 空に浮かぶ 丸い月は
見たことない輝きでこの世を照らす
コロナが僕を包む
少しぎこちないけれど易しく包む
記憶が蘇るんだ
一つ一つ鮮明に 色鮮やかに
笑顔をくれた 君からの温もりは
消えることなく この胸にある
この瞳 見てきた景色は
記憶の思い出に綴じてる
膨大で散らかり放題で
どこに何があるか分からない
それでも映し出してくれた
隅から隅まで浮かんでくる
瞳に映る度に涙が
こぼれて頬をつたう
ぼやけて滲んでいく 思い出は
遥か彼方 宇宙の果てで 星となり光る
コロナが僕をさらう
暖かい風がそっと体を誘う
希望を置いてけぼり
空を飛んでる感覚 夢だといいな
感謝の言葉、別れの言葉と揃えて
出逢えた君に届けたいんだ
旅立つ季節に風に乗り舞い散る花びら
それに乗せて届けてくれ
最期の贈り物
コロナが僕を包み込んで
連れ去っていくんだ
コロナが僕を包む
少しぎこちないけれど易しく包む
記憶と共に運ぶよ
一つ残らず君の心の奥へ
またこの広い素敵な世界に来れたら
君とどこかで逢えるといいな
コロナは静かに消えていった…
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