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塊ヨット
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作詞 たこ焼きマントマン |
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立ち止まる踏切の前
私は知っている
私だけが止まっている
灰色の世界で
色彩を忘れてしまった
醜く穢(きたな)い 塊がある
魂よりも 大きくなった
大洋の浮輪みたいに
死に物狂いでしがみつく
君はボートに乗ってるけれど
私にはこれでいい
幸せになりたい
そんな思いは 断罪だ
パレットに黒を
キャンバスに塗りたくれ
ロボットの気持ちを
知っているか
歩き疲れる 近所のスーパー
私は知っている
私だけが回っている
色彩は確かにある
灰色を上塗りしている
重い塊は 涙に溶ける
透明になって
消えてしまった
大洋を航海する
ボートに乗った勇者たち
それに乗ればいいんだろうけど
私にはできそうにない
助けてください
声を封じる 簡単だ
抜け道をふさげ
逃げ道だけ残せ
世界の分まで
罰を与えて
向けられる笑顔
全てはね返す 覚悟だ
鋼鉄の繭に穴を
誰かの目に映るように
聞かせないための声が
聞こえるように
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