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夕焼け涙雨
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作詞 MISAYA |
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君が好きだった雨降る夜を 今では僕も好きになってた
打ち付けるその音の中に かすかな君の痕跡を探してる
大きな弧を描いた左手は もう君に触れられないことを
受け止められないように只 密かに君の感触を求めてる
駅前通り 横切る人波に 逆らい君の姿を
細めた目を更に凝らして ひたすらに捉えようとする
悲しみのほうが楽しさより 心にいつまでも残る
君がいなくなってから そんな事を思い知った
多分今僕は間違った 方向へ進んでるんだろう
君無しじゃ上手く 渡っていけないよ
この夜もこの朝さえも 雨が少し強まった気がした
居ない君の名前を呼んでみた 僕にしか聞こえないくらいに
弱く震えた声をしてた 今頃になってそれに気づいたんだ
上り坂は君の帰り道で 僕は坂を下っていく
いつの日か君を探して 寄り道できるようになるかな
君を最後に見かけたあの日 立ちすくむ僕の姿を
君は見つけてたかな?訊けず目を逸らしたままで
きっとまた僕は傷ついて 今日も泣いてしまうかもしれない
君だけを上手く 想えればよかった
不細工な言い訳をした 雨が少し弱まった気がした
いつだって傍に居てくれた君を いつかは忘れてしまう
けどそれはずっとずっと先 今は泣いて、吐き出して・・・
夕焼けの色を思い出して あざやかな雲に憧れる
風に吹かれ千切れて 知らないうちに消え去って
伸びた影重なるくらいに 想える人を探してみるよ
君無しでも上手く 渡っていけるように
歪んだオレンジの光 僕はもう踏み出して行くよ
雨はまだ好きなままだけど 僕はもう心から行ける。
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