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ミラージュ
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作詞 ニコル |
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くしゃくしゃに丸めた紙くずみたいな笑顔
丁寧に作って四方八方に愛想をばらまいた
それが自分にとって何より正しくて
間違わないように最善の選択をして
とにかく一人ぼっちにだけはなりたくないから
懸命に繕ってピカピカの愛想を配った
それが世界にとって最善の選択で
信じて疑わずにずっと繰り返して
嫌になったことはない 好きになったこともない
言い聞かせている 間違わないように 疑わないように
怖いものはないよ 頼れるものもないよ
それを不便に思ったことはない 不幸と思ったこともない
あなたに触れたとして 触れられたとして
何があるというの せいぜい温かいだけ
泥団子を綺麗な宝石と呼ぶような愚行
相も変わらず手当たり次第に愛想をばらまいた
それがあなたが何より望んでいることで
そんなあなたの為に僕がしていることで
とにかく独りぼっちにだけはなりたくないから
年中無休で見境もなく愛想を配った
それが自分が何より望んでいることで
それに気づかないまま愛想を作ってて
好きになりたいと思ったことも 思われたこともない
そう信じて疑わない方が 傷つかないで済むでしょう
怖いものはないよ 頼りたい人もいないよ
愛想だけ良くして誤魔化せばいい 可哀想だとは思わない
あなたに触れたとして 触れ合ったとして
どうすればいいというの 温かくて火傷しそう
嫌われるのが怖い 誰でもいいから頼りたい
大層なこと言って結局は臆病なだけで この上なく可哀想で
あなたに触れたくても 触れられなくて
何があるのだろう せいぜい温かいだけ
くしゃくしゃに丸めた紙くずみたいな笑顔
頑張って出来たからあなたに見てほしくて
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