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ALTAIR
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作詞 ニコル |
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蹴った小石の転がる先 誰かの靴
跳ね返って 下水道の底へと落ちる
そんな景色ばかりが見えてしまうのは
僕の首と背中が 曲がってるから
髪を伸ばし 目元隠し 視線を逸らし
何かと出会わないように生きてる
そんなひねくれた日々を見透かしたのは
首と背中真っ直ぐな あなただった
下手な言葉遣いを笑ってくれた
あなたの仕草が眩しくて
いつもより僕の影が長く伸びてた
丁寧に世話を焼き始めてくれた人
絶えず笑顔浮かべて 話してくれる
そんな日々のお返しをしたくなるけど
やり方が分からなくて 何も言えない
そんな情けない本性を見抜いたのは
誰よりも真っ直ぐな あなただった
蹴った小石の転がる先 愛する人
跳ね返さず 抱き締めて 暖めている
気も回せなくても喜んでくれた
あなたの全てが眩しくて
いつもより首と背中 曲げてしまった
出会った日から今日までの日数だけは
口下手でも のろまでも ちゃんと数えた
しつこいくらい数えた後に気づいた
それだけ あなたの時間を無駄にしてる
僕よりも優しい人がいる
僕よりも幸せにできる人がいる
首と背中曲げずに生きてる人がいる
小石蹴らず歩ける人がいる
会えない夜は不思議と嬉しくて
会えたら顔も見れず 視線を逸らす
やっと目元隠した理由が分かった
誰にも本性を知られたくないから
幸せになれないわけを 知られちゃうから
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