|
|
|
ドール
|
作詞 ニコル |
|
また 君は泣いてしまったのかい?
まあ そうなっちゃう気持ちも分からなくはない
けど そろそろ涙も空に帰っちゃうよ
そしたら雨が降って濡れてしまうよ
傘も持たずに 薄着のまま
膝を抱えて 縮こまって
通り過ぎる誰かを 目だけで追う
でも誰も見てくれない
孤独を知って閉じ籠りたくなって
裏切られて胸の奥が塞がりかけて
でも まだまだ絆を信じられそうで
ちょっとだけ無理して笑顔を作るよ
ただ 時々やっぱり不安になったりして
ああ たまらなく怖くなる夜もあったりして
目を両手で隠して 誰も見えないように
自分に期待なんかさせてしまわないように
ずぶ濡れの君 震えながら
寒さに凍えて 掌を擦って
見え辛くなった目は まだ誰かを追う
雫を拭うことなく
夢だけ見える目を持てたら どれだけ幸せだったろう
嫌なことから逃げ出せて 好きなことだけで楽しめて
雨が沁み込んで瞑った 瞳の裏の隅っこで
誰より苦しんでいるのは誰?
熱を出しても 咳き込んでも
足を震わせて 立ち上がって
そんな姿の誰かを見て
ひどく滑稽に思えて ひどく眩しく思えて
悪くなり過ぎた目は まだ光を見る
もう 雨は止んだらしいから行こうか
びしょ濡れの服を乾かしてからね
さあ そろそろ涙も土に吸い込まれたよ
きっと次は 綺麗な花が咲くんだろうね
笑っておくれ
|
|
|