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ユニオン
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作詞 ニコル |
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人はみんな仕事する
金をもらって 生き延びるために
それが安くても高くても
仕事をする 生き残るために
重い身体と瞼を
立たせたまま 開いたまま
今日もどうにか仕事する
眠る時間 愛おしく思う
汚れた掌 垂れている背中
布団に寝転ぶと 知らない自分が目覚める
汗だくになって働いて
涙を流すほど疲れて
それに見合うだけの金を
もらっているだろうか?
苦しいことだけに耐えて
辛いことにばかり遭って
安い人生 高い障壁
そんな生き様を晒す
干からびても 痩せ細っても
瞼を開ける
新しい朝は地獄だ
腹が減って 眠気もあって
それでも外へ出ていく
屍の山 築かれている戦場へ
人はみんな仕事する
金をもらって 生きていくために
愛があるからかもしれない
養うため 共に生きるために
いつから夜を見なくなっただろう
空の月や星 これほど綺麗だったのか
色んな分かれ道があって
そこから選んだ今を生きて
不満や愚痴だけ吐き続け
寝ては起きるだけ
少ない期待を背負って
それだけ痛みを堪えて
望みより僅かな金に
すがり付いて過ごす
笑う太陽 睨みつけて
背中を垂らす
自分じゃない誰かの幸せ
文句を言いながら願って
報われそうもない命を
今日も使っていく
汗だくになるまで働いて
涙を流すまで疲れて
また選んで 先へ進む
それを繰り返していく
重い身体 奮い立たせ
掌を汚す
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